
「総合商社はやめとけって言われるのはどうして? 辞めたい人が感じている総合商社のデメリットについても知りたい! 」
高年収でやりがいがあると就活生から人気の「総合商社」。
ですが、せっかく総合商社に入社できたのに、さまざまな理由から退職してしまう人もいるんです。
- 総合商社を退職する理由は?
- 辞めたい人はどんな点に不満を感じているのか?
- 商社マンに対する世間の勘違いと実態とは?
などについては、総合商社への入社を目指すうえで知っておきたいところ。
そういうわけで今回は、『総合商社はやめとけといわれる理由』『総合商社のデメリット』についてご紹介していきます。
総合商社を辞める人に人気の転職先・業種についてもお話していきます!
総合商社はやめとけと言われる理由!辞めたい人が感じているデメリットとは?
勤めていると「デキる人」のイメージを持たれる人気の会社「総合商社」。
しかしながら、そんな総合商社を退職してしまい、「総合商社はやめとけ」と言う人もいるんですね。
そう聞くと、一体なぜ辞める道を選ぶ人がいるのか気になるところ。
というわけでここでは、総合商社のデメリットを交えつつ、「総合商社はやめとけ」と言われる理由についてお話していきます!
総合商社の退職理由①:自分の力を試したい?独立・起業を目指して退職
総合商社を退職する理由としては、「自分の力を試したい」というものが代表的です。
具体的には、会社の看板を取り払って自分の実力を確かめるため、辞めて独立・起業を目指すんですね。
総合商社に入社できた人は、優れた能力・素質を持っている人が多いといえます。
なぜなら、総合商社は就活生・転職者から人気の職業なので、優秀な人でないとそもそも入れないから。
ですが、こうした優秀な人ほど、以下のような理由で退職する傾向があります。
- 会社の看板なしで生き残れるようになりたい
- 昔からの夢を叶えるために起業したい
- クライアントの経営陣と商談を重ねて経営に興味を持った
このように、総合商社で仕事をすると独立・起業に興味を持つケースが多いです。
だからこそ、たとえ総合商社に悪い点がなかった場合でも、退職者は一定数出てしまうんですね!
総合商社の退職理由②:どの業界にもある「激務」や「人間関係」の悩み
どの業界にもある「激務」や「人間関係」の悩みは、人気の職業である総合商社であってももちろん存在します。
だから、これらの悩みで消耗してしまい、総合商社を退職する人もいるんですね。
たとえば総合商社で働く場合、以下のような理由からどうしても激務になる傾向があります。
- そもそも仕事量が多い
- 勤務スケジュールを顧客に合わせる必要がある
- 業務外の時間を含めて得意先との付き合いがある
このように、総合商社勤務になると仕事にかかわる時間が長いため、嫌になって辞めてしまう人がいるんですね。
また、ホワイト企業に入れたとしても、職場の人と相性が悪いことはあり得ます。
その結果、たとえば雑用を押し付けられたり職場になじめなかったりして、会社に行きたくなくなるでしょう。
このような状況が続いた場合、精神的・体力的に限界になり、退職を選んでしまうんです!
総合商社の退職理由③:より年収の高い会社からのヘッドハンティング
総合商社の退職理由としては、より年収の高い会社からのヘッドハンティングも挙げられます。
実は商社出身の人は、転職における市場価値が非常に高いんです。
なので、普通は自分から転職先を探しますが、総合商社に勤める人なら転職先のほうからオファーが来ることも。
もし現職で成果を出している場合、さらに魅力的なオファーが来る可能性は高くなります。
たとえば、ヘッドハンティングサービスや転職エージェントに登録すると、数日のうちにオファーが届くことでしょう。
だから、収入重視で働く人は、ヘッドハンティングを受け入れて転職するんですね!
やめとけと噂の総合商社が人気な理由!商社マンの世間の勘違いと実態を解説!
さまざまな理由から「就職するのはやめとけ」と言われる総合商社。
退職した人の苦労話や悪い噂を聞くこともありますが、就活生や転職者からの人気は高いままなので不思議ですよね。
そこでここからは、やめとけと噂の総合商社が人気な理由についてご紹介していきます。
商社マンの世間の勘違いと実態についても取り上げていくので、ぜひ参考にしてみてください!
総合商社とは?将来性がない、潰れる会社も多くてオワコンって本当?
総合商社勤務に魅力を感じているものの、そもそも何をする会社なのか分かっていないという人もいるでしょう。
ざっくり言うと、総合商社は幅広い分野の商品・事業を取り扱う商社です。
実は商社には大きく分けて、「専門商社」「総合商社」と呼ばれる2種類の会社が存在しています。
前者の専門商社は、特定の分野に特化してトレーディング事業を営んでいる商社です。
一方、後者の総合商社は複数分野を手がけているので、幅広い商品を販売したり、トレーディング以外の事業に力を入れたりします。
たとえば、事業投資といったスケールの大きい事業を行う商社も存在するんですね。
このことを考えれば、専門商社より総合商社のほうがビジネスを拡大・安定させやすく、経営基盤が安定しているはず。
つまり、将来性がないという噂は間違いといえるでしょう。
平均年収1000万円以上で業績好調な会社があることからも、「潰れる会社も多くてオワコン」という話は無視して大丈夫です!
総合商社が人気な理由とは?給料・福利厚生・得られるスキルがポイント!
総合商社は就活生や転職者から非常に人気がある職業です。
なぜなら、給料・福利厚生・得られるスキルなど、勤めることで手に入るものが多かったり労働環境が整っていたりするから。
とくに大手の総合商社はホワイト企業が多く、理想的な環境で働けるんですね。
まず給料に関して言うと、30歳で年収1,000万円を達成する人もいるくらいなので、同年代の中で年収は高いほうでしょう。
たとえば、大手は平均年収が1,000万円を超えている会社も珍しくありません。
大量取引でコストカットしたり、国内市場で苦戦しても海外で挽回できたりするので、利益を従業員に還元しやすいんですね。
また、給料だけでなく福利厚生も充実しているので、快適に働けるでしょう。
さらに総合商社で働くと、商品販売やマーケットについての幅広い知識が手に入ったり、商談力が鍛えられたりします。
このように、総合商社は労働環境が良いうえに、スキルアップもしやすいです。
勤めるメリットが非常に大きい仕事なので、多少悪い噂が出回っていても人気が衰えないんですね!
商社マンは激務でうつになるという勘違い!規制強化でホワイト企業化?
商社マンは激務でうつになるという噂がありますが、果たして本当なのでしょうか?
結論から言うと、規制強化が進みつつありホワイトな総合商社が多いので、うつになるとまではいえないはずです。
激務である可能性は否定できませんが、昔より働きやすくなっているんですね。
ちなみに、「商社マンは激務でうつになる」という噂が勘違いと言える根拠としては、主に以下の2点が挙げられます。
- 大手総合商社の離職率が低い
- 激務だったとしても残業代はきちんと支払われる
とくに大手の総合商社の場合、離職率がほかの業種より低いことが知られています。
もし激務でうつになる人が続出しているなら、若手のうちに辞める人が増え、離職率は悪化するはず。
なので、離職しにくい傾向があるなら、それはあり得ないでしょう。
また、仮に激務だったとしても残業代はきちんと支払われるので、逆に年収が高いというメリットが生まれます。
だから、収入重視で働く人からすると、それほどデメリットは大きくないんですね。
このことから、激務だけが理由でうつになる可能性は低く、心配しすぎる必要はないといえるでしょう!
商社マンは貯金が多いという勘違い!給料が高いと生活水準も高くなる?
商社マンは貯金があるイメージを持っている人もいるでしょう。
しかしながら、貯金が苦手でお金をあまり持っていない商社マンも多く、それは勘違いだといえるんですね。
総合商社勤務の人を含む商社マンの場合、給料が高いので生活水準も高くなりがちです。
例を挙げると、以下のようなことにお金をかける傾向があり、あっという間にお金がなくなってしまいます。
- 飲み会
- ゴルフ
- スーツ
- タクシー代
- 合コン
上記の通り、商社マンになると仕事にかかわる出費やプライベートの出費がかさむので、なかなか貯金が増えません。
中には支出が収入を超えてしまい、借金生活に陥ってしまう人もいるほど。
このように、総合商社を含む商社マンは年収が高いからといって、貯金はそれほどデキていないケースが多いんですね!
総合商社を辞める人はポジティブな理由が多い!人気の転職先、業種はどこ?
あこがれの就職先である総合商社ですが、入社後に退職する人がいるのも事実です。
とはいえ、激務や人間関係だけでなくポジティブな理由で辞める人も多いので、一概に「就職するのはやめとけ」とは言えません。
そういうわけでここでは、やめとけと言われる総合商社の真相についてお話していきます。
また、総合商社から転職する人に人気の業種についてもご紹介するので、こちらも参考にしてみてください!
やめとけと言われる総合商社の真相!今でも人気の就職先なのは間違いない
「総合商社はやめとけ」と言われることも多いですが、実際のところ就職するのはやめておいたほうがいいのでしょうか?
結論、総合商社は今でも人気の就職先なのは間違いなく、避ける必要はないでしょう。
やめとけと言われる総合商社ですが、以下のような理由から、興味があれば挑戦してみるのも良いといえます。
- 退職者はポジティブな理由で辞めることが多い
- 多くの退職が会社に対しては不満を持っていない
- 優秀な同僚が多いのでお互いに切磋琢磨できる
- 仕事をこなすことでさまざまなスキルが身につく
総合商社を辞める人が一定数いることから、就職するのが不安な人もいるでしょう。
しかし、総合商社の場合、「独立・起業したい」「自分の実力を試したい」といったポジティブな理由で辞めるケースが多いです。
なので、退職したものの、会社には何の不満もなかったという人も少なくありません。
また、周囲のレベルが高く切磋琢磨できる点、仕事をこなすとさまざまなスキルが身に付く点など就職するメリットは大きいです。
これらのことから、今後も就活生から人気がある良い就職先といえるでしょう!
総合商社から転職する人に人気の業種!退職する人はどこへ行くの?
総合商社を退職した人は一体どのようなところに転職していくのでしょうか?
結論から言うと、総合商社から転職する人に人気の業種は、たとえば以下のようなものが挙げられます。
- ルート営業
- 自動車・電気機器メーカー
- ベンチャー企業
総合商社から転職する場合、激務を理由に辞める人もいます。
総合商社で働いていると、勤務スケジュールを自分で調整しにくかったり、長時間労働を避けられなかったりしますからね。
そんな人からは、定時で帰りやすいルート営業や、自動車・電気機器メーカーが人気です。
また、総合商社をポジティブな理由で辞める人の中には、ベンチャー企業に就職するという人もいます。
やりがいがある点、仕事の進め方が総合商社と近い点から、転職先として人気なんですね。
さらに、ベンチャー企業であればいきなり役員クラスで転職し、年収が下がらずに済む場合があるのもポイントです。
このように、不満を解消できたり総合商社に似ていたりする仕事が人気の業種なんですね!
まとめ
今回は、総合商社はやめとけといわれる理由、そして総合商社のデメリットについてお話ししました。
高収入かつ華々しいイメージがあって人気の「総合商社」。
ですが、入社したものの、独立・起業やヘッドハンティング、激務などを理由に退職する人もいるんです。
なので、退職者の一部が「総合商社はやめとけ」と主張するケースもあります。
とはいえ、総合商社は給料が高い点、得られるスキルが多い点などのメリットがあり、人気は依然として高いです。
今回は商社マンの実態についてもご紹介したので、ぜひこちらも参考にしてみてください!