【キングダム】実写映画化までされたのにつまらない?その理由を考察

マンガ

漫画「キングダム」は2006年から連載が開始され、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した作品です。

2023年4月には68冊目のコミックスが発行され、累計発行部数は9700万部に達しました(2023年4月時点)。

その人気ぶりから、実写映画化もされるなど大注目の作品となっています。

 

しかし、中には「キングダム」がつまらないという意見も聞かれます。本記事では、その理由と見どころを紹介します。

 

キングダムとは?

キングダムは、古代中国の春秋戦国時代末期における戦国七雄の争乱を背景に描かれる作品です。この物語は、史実に基づいた歴史物としても知られています。

 

戦国七雄とは、紀元前475年から紀元前221年までの約250年間にわたり、中国大陸を支配していた7つの国家を指します。キングダムでは、この時代の状況や国家間の争いを忠実に再現し、登場人物たちの戦いや成長を描いています。

 

キングダムはつまらない? 最近つまらなくなったと言われる6つの理由

映画化もされた話題作ですが、中にはつまらないやさいきんつまらなくなったという意見もあります。

「面白くない」という意見には、主に6つの理由があるようです。

  • 絵が苦手
  • 展開が遅い
  • 展開がワンパターン
  • 先が分かってしまう
  • とにかく話が長い!
  • 同じようなコマばかりに見えてしまう

早速ですが、それぞれの理由を深掘りしていきます!

 

つまらない理由① 絵が苦手

これがキングダムが苦手とされる理由のナンバー1かもしれません。

キングダムの絵柄は、独特なスタイルを持っています。そのため、キャラクターデザインや絵の描き方が好みに合わないという方も。

漫画は絵柄で人を惹きつけるため、絵柄が苦手な人にとっては作品全体が魅力を感じにくくなり、つまらないと感じる要因にもなっています。

 

つらまらない理由② 展開が遅い

キングダムは、ストーリーの展開が緩慢であると感じる人もいます。

物語の進行がゆっくりであり、重要な出来事や転機がなかなか訪れないため、読者の関心を引くのに時間がかかるようです。

また、展開の鈍さや緩さが長期的に続き、それまでは楽しく読んでいたけどつまらなくなったと感じてしまうことも。

 

つらまらない理由③ 展開がワンパターン

キングダムは紀元前221年に史上初めて中華全土を統一した「秦」という国が、中華全土を統一するまでの軌跡を描いた漫画です。

秦・楚・斉・燕・趙・魏・韓という7国が争うのですが、統一するまでの軌跡を描く関係上、どうしても戦闘の描写が長くなってしまいます。

また国が簡単に滅ばないため、いつまでも同じ人物が同じ相手と戦っているという印象を与えてしまうようです。

この辺りもつまらないと感じてしまう理由でしょう。

 

つらまらない理由④ 先が分かってしまう

https://twitter.com/8luna_p/status/1554310118002794497

キングダムは史実を元にした歴史ものです。

歴史書に記載がない部分について作者の創作が混じることはありますが、大きなストーリーは歴史書の通りに進みます。

それゆえに、歴史好きな方はもちろん、そこまで歴史に明るくない方でもネットで検索をすると、これから先どのような展開を迎えていくのかが全て分かってしまいます

中には、自分の推しキャラが死んでしまうことを知ってしまう人も…。

これからどうなるのかというワクワク感が感じられず、つまらないと感じてしまう要因になっているようです。

 

つらまらない理由⑤ とにかく話が長い!

キングダムは、話の展開が長期化する傾向があります。

特に、鄴攻めの話は本誌で3年にわたって掲載され、コミックスでは13巻分になるほどの長さを持っています。

これは、物語の進行が鈍く、読者が次の展開や転機を待ち望む間に時間が経過してしまうことを意味します。

一部の読者にとっては、このような長期にわたる話の展開は辛抱強さを要求されるため、つまらなさを感じる要素になっているようです。

 

つらまらない理由⑥ 同じようなコマばかりに見えてしまう

キングダムは戦争の話のため、戦闘シーンが繰り返されます

さらには鄴攻めの話では、敵味方が山にいるため敵と味方の区別が難しい場面もあります。

また山の中という性質上、どのコマも似たような構図になりがちです。

結果、物語の展開や視覚的な刺激に欠けてしまい、つまらないと感じてしまうようです。

 

キングダムの面白いところは? 見どころをご紹介!

ここまではつまらないと言われている理由を深堀りしてきました。

どの意見も、なるほどと思うものばかりです。

ですが、視点を変えてみると「キングダム」には様々な魅力があります。

今回は以下の3つに絞ってキングダムの魅力をご紹介します!

  • キャラが魅力的
  • 歴史物でありながら、王道の少年漫画のノリがある
  • 名言・名場面に魅せられる

それでは一緒に「キングダム」の見どころを見ていきましょう。

 

面白いポイント① キャラが魅力的

https://twitter.com/rakuichi55/status/1659800810581262336

キングダムには数多くのキャラクターが登場しますが、彼らの目的は皆同じです。

それは「自国を勝利に導く」こと。

それなのに、それぞれのキャラが独自の個性をしっかりと持っています

それはそれぞれのキャラが抱えている思いが違うからです。

たとえば主人公の信は、「天下の大将軍になること」を夢見ています。

下僕という最下層の身分で、未熟で不器用ながらも、諦めることを知らず、いつでも前向きに奮戦する姿を仲間たちに見せます。

そうして戦場での経験や仲間との絆を通じて徐々に強くなり、自身の目標に向かって成長していきます。

このように数多くのキャラクターたちがそれぞれ独自の魅力を放っているのです!

 

面白いポイント② 歴史物でありながら、王道の少年漫画のノリがある

キングダムは、史実に基づいた歴史物の要素を持ちながら、王道の少年漫画のノリや展開を持っています

戦争や政治の陰謀、戦略などの歴史的背景を踏まえながらも、キャラクターたちの熱い友情や闘志、成長や勝利への執着などが描かれています。

そのため、歴史に興味のある読者だけでなく、少年漫画のアクションやドラマが好きな読者にも魅力を持つ作品となっています。

 

面白いポイント③ 名言・名場面に魅せられる

キングダムには、多くの名言や名場面が存在します。

登場人物たちが繰り広げる熱いセリフや感動的なシーンは、読者の心を打ち、作品への没入感を高めます。

また、戦闘シーンや戦略の展開など、迫力や緊張感が詰まった名場面も多くあります。

これらの名言や名場面は、物語に感情的な共鳴や興奮を与えてくれ、忘れられないシーンとしていつまでも記憶に残ること間違いなしです!

実写映画もある

ここまで漫画の魅力をご紹介してきましたが、キングダムは実写映画化もされており、映画の1作目では原作の1〜5巻にあたる部分が収められています

どうしても絵が苦手で手を出しづらかったり、展開の遅さが気になったり、今から68冊もコミックスを追うことに尻込みしてしまう人は、映画から入ってみるのもいいかもしれません。

俳優さんたちの迫力あるバトルシーンは一見の価値ありです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました