今月のオススメ


今月の当館オススメべスト3

  1. ミッドナイト・イン・パリ

    ミッドナイト・イン・パリ

  2. ファミリー・ツリー

    ファミリー・ツリー

  3. わが母の記 ブライズメイズ

    わが母の記 ブライズメイズ

 さて今月もアカデミー賞受賞作のオンパレードだ。

  1. ミッドナイト・イン・パリ

     ウディ・アレンが脚本賞を受賞、例によってアカデミーの会場には無関心で欠席しポリシーを通しているのに笑った。おんとし77歳でこれだから、タフだね。今度の舞台は花の都パリだ。現代の話しながら真夜中のパリには、1920年代もひそんで眠っている。そこで主人公がめぐり逢うのはかの超有名人たち。リュミエール兄弟が1895年にパリのカフェで映画を観客に初めて披露した、その映画誕生の地での物語展開は映画の都ハリウッドへの抵抗の紙つぶてだろうか。映画見ながら、自分だったら江戸時代に、とか想像していくと面白さ倍増の快作である。ウディ・アレンのノスタルじいさんぶりを見習わないと、とエリを正した。

  2. ファミリー・ツリー

     本作は脚色賞を受賞するが、本命とささやかれていたジョージ・クルーニーの主演男優賞は流れた。「政治と映画界は似ている」とコメントしているクルーニーは、ジェラシーをもたれているのかもね。ここでもキャラに合わない渋い役を大好演。原題の意味は「子孫たち」。「サイドウェイ」のアレクサンダー・ペイン脚本・監督である。

  3. わが母の記 ブライズメイズ

     原田眞人監督が八丁座の舞台挨拶で小津安二郎監督の言葉を引用された。「何でもないことは流行に従う。重大なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従う。」本作は小津安二郎の諸作品から触発されその精神を継承していどんだそうだ。こうしてみると洋・邦映画人たちは原点に戻らんとしていることだけはうかがえる。あと、助演男優賞を最高齢82歳で受賞したクリストファー・プラマーの「人生はビギナーズ」もあり。年取っても、初心者の緊張感はビギナーズ・ラックを生んでくれるものね。ユアン・マクレガーの孤独さがイイ。しゃべるワン子のアイディアも微笑ましい。
     最後にアカデミー脚本賞と助演女優賞にノミネートされた『ブライズメイズ』の女子力爆発のお下品セリフも痛快な本作こそGWの大目玉かも!映画見て、スカッとするのはこれNo.1。『ブライズメイズ』覚えてね。覚えにくいけど。笑ったモン勝ち!原節子さんの『新しき土』も是非に。


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